産科
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産科について
当クリニックでは きめ細かな健診や助産師による保健指導を行っております。また自然分娩によるお産のほかに痛みのない無痛分娩を取り入れております。無痛分娩のさらに詳しい説明はこちら。
上記に加えて、当クリニックでのお産は下記のような特徴があります。
LDRでの快適な出産
LDRとは、陣痛期(Labor)、出産期(Delivery)および回復期(Recovery)を同一の部屋の中で過ごすもので、よりリラックスできるお産を支援します。
お部屋にいるような心地よい空間での出産です。
立ち合い出産
当クリニックでは立ち合い出産が可能です。
※現在コロナウイルス感染症対策として一部制限がございます。
母乳哺育
当クリニックでは母子にやさしい母乳哺育をおすすめしており、原則的に母子同室となります。母子同室は、母乳栄養が確立しやすく、赤ちゃんとのスキンシップがとりやすいなどのメリットがあります。ただし、お母さまの体調が悪い時やご希望がある場合は一時的にスタッフが赤ちゃんをお預かりする場合もあります。
帝王切開
産科、麻酔科、小児科の各担当医で行っております。分娩経過中の緊急帝王切開も行います。このページでは妊婦健診や、出生前検査についてもご説明しています。
※妊婦健診・健康診断・出生前検診には保険が適用されません。
妊婦健診
当クリニックでは妊娠12週までは、2週間ごとに体重・血圧・尿検査・エコー検査をいたします。
異常がなければ24週までに4週間ごと、24~36週までは2週間ごと、36週からは1週間ごとに体重・血圧・尿検査・エコー検査(胎児の発育の検査)を行います。そのほか初期・中期・後期の血液検査で母子の健康診断を行います。
期間 | 妊娠初期~22週 | 妊娠23週~34週 | 妊娠35週~出産まで |
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受診間隔 | 4週間に1回 | 2週間に1回 | 1週間に1回 |
※母子手帳を使用した妊婦健診は妊娠11週からとなります。
※母子手帳は医師の指示がありましたら受け取りに行ってください。
胎児ドック(胎児超音波スクリーニング)
妊婦健診時の超音波検査よりも、さらに詳細に全身をくまなく観察し、子宮内の赤ちゃん、胎盤、臍帯、羊水などが正常であることを確認する検査です。特に心臓については見逃されやすい先天性心疾患を中心に詳細に観察を行います。赤ちゃんの位置や姿勢の影響で1回の検査ですべて観察できないことや、妊娠後半で異常が起こってくるような病気もありますので、妊娠20週から30週くらいで受診されることをお勧めしています。検査には30分程度の時間がかかります。正確な所見が得られない場合や異常を疑う所見がある場合は早めに再検査を行い、必要に応じて精密超音波検査を行う場合もあります。まずは受付にてご予約ください。
出生前診断における検査方法
羊水検査とは染色体異常の有無を診る検査です。胎児は羊水の中に浮いていますので、羊水中には胎児の細胞が含まれています。この羊水を採取することにより、胎児に染色体の変化「染色体異常」があるかどうかを調べることができます。
両親から受け継いだ染色体には、ヒトの設計図にあたる遺伝子情報が含まれます。胎児は、精子・卵子が受精することで、2本1組の染色体を23組引き継ぎます。
染色体異常とは遺伝子情報に変化が起こることを意味します。染色体異常は46本ある染色体の数が増えたりする「数の変化」と染色体の形が変わる「構造の変化」に大別されます。
例えば「数の変化」ではダウン症症候群で21番染色体が3本、18トリソミーでは18番染色体が3本あります。
羊水の採取方法は、妊婦さまの腹部に特殊な針を刺して、羊水を15cc採らせていただきます。
腹部超音波検査下で穿刺しますので胎児を受傷させることはありません。穿刺後の子宮内出血も1~3分で止まり、穿刺時間は数十秒で、血管から注射針を刺すときの痛みとほぼ同じです。費用は自由診療となり、140,000円(税込)となります。
超音波検査
胎児の発育の評価以外にも、体のつくりの問題がないか、機能的に問題のあるところはないかを判断するのに用いられます。また、胎児の病気や染色体の問題を発見するためのきっかけをつかんだり、可能性を判断したりするのにも用いられています。
カラードップラー検査
血液の流れている部分にエコーを充てると血流波が見られます。それを分析することで胎児循環動態を診ます。
胎児心臓エコー検査
心臓の基本的構造を診ることで、出産直後に治療(外科手術を含む)の必要性の判断をします。
そのほか消化器・生殖器(外生殖器・内生殖器)・脳内エコーなどがあります。
立体画像(4D)
◎妊婦健診時の赤ちゃんのエコー動画や画像をスマートフォンへアップロードし、ご家族で共有できるサービスを行っております。
面倒な操作やデータ保管は不要で赤ちゃんのエコー動画や画像をスマートフォンで簡単に見ることができます。
※赤ちゃんのおなかの中での向きなどによって、うまく撮れない場合もありますので、ご了承ください。
※録画をご希望の方には専用カードを別途ご購入いただいてます。
※胎児ドックを受診された方も録画いたします。
MRI検査
超音波検査のみでは判断の難しい体のつくりの問題などを、MRI検査によって、より明瞭に画像に表示できる場合があります。水頭症・消化器奇形の確定診断にMR検査が最終的に必要なため大学病院に治療を依頼紹介します。
帝王切開率について
当クリニックの過去9年間の帝王切開率の推移と去年の月別の帝王切開率は下記となります。
平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 平成31年・令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | |
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帝王切開率 | 16.6% | 14.2% | 16.0% | 18.1% | 11.8% | 8.5% | 10.4% | 13.0% | 29.37% |
※反復帝王切開(前回帝王切開で出産し、今回帝王切開で出産された患者さま)を除く