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2022年7月22日師長のつぶやきⅦ

久しぶりの投稿です。6月後半は暑かったですね。このまま続くの❓💦💦とやや気分が重くなりましたが、最近になって梅雨の戻りのようなお天気になり、またこれも続くの❓💦☂とお天気ばかり気にしています。台風🌀や天候の変化による交通機関のトラブルが生じると陣痛や破水で予想外の移動をしなければならない時に一瞬「どうしよう・・・」と思うことがあるかもしれませんが、移動はご家族のお車かタクシーを使って移動してくださいね。
慌てず行動をしましょう。ただ、どうしようもない時はクリニックにご相談ください。
妊婦さんはじめ皆様が安全に医療を受けられることを願う師長がお天気を気にする理由をご理解いただけましたでしょうか❤。

分娩後の方々のご意見を沢山ご披露したいと思っていましたが、今回は師長自ら担当した分娩でとても印象深かった分娩をご紹介いたします。
助産師冥利に尽きる「やったー!」と思えた分娩です。その方は経産婦さんで無痛分娩は初めて。入院予定の1日前に破水で入院され無痛の準備を進めました。準備が終わり一息ついていると自然に陣痛が始まり無痛分娩の薬を使用し「効いてきた」と順調に進んでいました。医師が他の患者さんの事で一旦席を外して間もなく、、、急にベビーの心音に変化が起き始めました。この時子宮口はまだ4cmしか開大しておらず心音の安定を確認してから分娩室に移動。酸素吸入で安定したかと思うと直ぐに変化する心音!!。この時野生の感が働き「子宮口は開きそうだ」と感じました。内診をしながら子宮口を刺激すると5cm・・6cm・・・9cmとみるみる開き、さすが経産婦さん💛指示したとおりに深呼吸をしてリラックスして下さりあっという間に全開‼私の声掛けに合わせて有効にいきんで下さいました。しかしまだ心音の変化は止みません。早く来て❣院長❣と願いつつ産婦さんの冷静な努力でベビーの頭が見えてきました。何と頭皮がピンク色🍑です。これは酸素が不足している状態ではないことを意味するサインのひとつです。頭皮を見ただけでこの子の事が大好きになりました❤❤。そこに院長も戻り無事にお産となりました。予測では臍帯が巻いているから心音に変化が起きたのではないかと考えていましたが、巻いてはいませんでした。頭・肩共にしっかりされたお嬢様で、院長曰く、肩で臍帯を圧迫した可能性が高いとの判断。とても長い時間に感じたのですが、実際はそれほど長くはない事を終えてから振り返ってみて分かりました。一歩違えば帝王切開というスリルたっぷり(と言ってよいか分かりませんが)な経過でした。持てる技術と知識・そして”感”をフル活用したお産でした。ちなみに、ベビーは全く問題がなく産婦さんに臍帯を切ってもらいました。「切ったの初めて!」と喜ばれていました。
分娩室では日々、医師と助産師・看護師が力を合わせ意見を交えながら一人一人の分娩をより良い形で終えるように努力しています。

Ps: このお嬢様はとても運があるお子様で、きっと大変な場面でも大きな力を出せる性格になりそうねとご両親様とも会話させて頂きました。ご両親ともにこやかな笑顔で素敵でした。

おおしおウィメンズクリニック

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